現在は、冬ですから、まだ使う頻度は低いかもしれませんが、暑い季節になると、制汗剤、というスプレー剤などを使います。多くの制汗剤には、デオドラントという薬剤が配合されています。このデオドラントとは、体臭や汗のにおいを防いだり取り除いたりする薬剤です。そしてデオドラント剤には、汗の分泌を抑制する塩化アルミニウムが含まれます。
4年間制汗剤を使用している女性の多くに高アルミニウム血症が認められました。(正常値0.1〜0.3μMに対して、約4μM、多い人だと16μM事例もある)
では、高アルミニウム血症がでは、いったいなぜいけないのでしょうか。
それは、制汗剤、アルミニウムは、「乳がん発症」に大きく相関していることが認められました。乳がん患者437人では、制汗剤の使用頻度が脇の剃毛が乳がん発症と相関していた、報告されたのです。
乳房近くの皮膚に残留した塩化アルミニウムは、皮膚から吸収され、そのあとエストロゲン様の内分泌かく乱作用を引き起こす。そして塩化アルミニウムは脇から経費吸収されやすいのです。外因性からくるものは、乳房組織の腫瘍細胞を肥大化させやすい。そして、アルミニウムは、ミトコンドリアのエネルギー産生を低下させていた。ミトコンドリアのエネルギー産生の酵素を阻害させていました。
【アルミニウム曝露の原因とは?】
制汗剤、日焼け止め、ローション、タバコフィルター、大豆調合乳、アルミニウムの調理器具、アルミ缶詰、ベーキングパウダー(含まないのもあり)、乳化剤、水道水、消臭剤、ワクチン、アスピリン、下痢止めなど。
【アルミニウムの毒性とは?】
アルミニウム中毒の症状として、けいれん、食欲低下、疝痛、過度の口渇、胃痛、胃潰瘍、硬化した便、脾臓の痛み、アルツハイマー、認知症など。
アルミニウムは、水銀、ヒ素、鉛、カドミウムよりも毒性は低いが、デトックスしない限りそれらよりも蓄積していく。そのため長期的に影響を及ぼしていく疾患になりやすいとされます。
バイオアベイラビリティといい、生体利用率が低いため、アルミニウムに急性毒性は低い。そのため吸収される率が低いが、長期的に蓄積されることにより、問題が生じます。
アルミニウムには神経毒性があり、見当識障害、記憶障害、認知症が認められた。そしてアルミニウムのデトックス(除去)では、脳からの除去が他の臓器と比較して遅い。たとえば、肝臓に蓄積した場合、デトックスはできるが、脳に蓄積すると、デトックスはむずかしくなります。
特にアルミニウムは、記憶に関わる海馬のカルシウムシグナル経路を妨害する。これにより記憶障害が起きたりする。アルミニウムは胎盤や母乳を介して、胎児や乳幼児に移行しやすい。幼児は大人のようにアルミニウムのデトックス機構が確立されていないので、悪影響をおよぼします。
アルミニウムは肝臓に蓄積しやすい金属とされてきたが、胎児の場合には肝臓よりも脳に移行しやすい。
【アルミニウムデトックスとは】
マグネシウムとケイ素
マグネシウム
アルミニウムは副甲状腺ホルモン(PTH)を抑制する。PTHは血中マグネシウムを調整する重要なホルモンである。さらにPTHは、アデニル酸シクラーゼという酵素の活性によって働くが、この酵素には補因子としてマグネシウムが必要である。マグネシウムを採ることによってアルミを徐々に押し出ていきます。
これは人間の身体だけではなく、植物の分野でも、マグネシウムはアルミニウムによる植物毒性を改善することができると、その多数のメカニズムが報告されています。
ケイ素
医学雑誌「ランセット」ではケイ素濃度が高い飲料水ほど経口摂取したアルミの吸収を阻害でき、ケイ素がアルミ排出を促進することを発表しています。
南フランスの地域において、91社による民間業社による水道水のアルミニウム含有量と65歳以上の任地の関係について、アルミ摂取量が多いほど、認知症リスクが増加することが判明しています。また、アルミの曝露は高くなればなるほどアルツハイマーの危険因子であることも報告されました。しかし、これらの被験者の中でケイ素の摂取量が多い人ほど、認知症リスクが低下していました。
ケイ素が多い植物、スギナ(特にフランスで活用されている)
その他、
セレン
ケルセチン
クルクミン
カルニチン
タウリン
気軽に快適になる製品を使ってしまいますが、なにで作られているのか、どんな影響を及ぼすのかも考察してもいいかもしれません。
お読みいただきありがとうございました。
参考元は以下の動画から
https://www.youtube.com/watch?time_continue=289&v=itKrLx_rMG0&feature=emb_title