強い勢力を保ったまま北上を続ける台風5号、週末は日本に近づく予測です。今日4日の午後以降には鹿児島県奄美大島に接近し、明後日には九州に近づく恐れがあります。早めの備えが必要ですね。
この台風5号は、今日で発生から14日経過しています。通常台風の発生から消滅は、平均で約5.3日の寿命ですが、それに比べると台風5号はかなりの長生きということになります。
これまで最も台風の「長生き」の記録は、1972年の台風7号で19日間。
<長寿台風一覧>1、昭和47年台風第7号 Rita(国際名)19日 1972年7月7日〜1972年7月26日
2、昭和42年台風第22号 Opal 18日6時間 1967年8月30日〜1967年9月17日
3、昭和61年台風第14号 Wayne 17日18時間 1986年8月18日〜1986年9月6日
4、昭和47年台風第9号 Tess 15日12時間 1972年7月9日〜1972年7月24日
5、昭和26年台風第20号 Amy 14日12時間 1951年12月3日〜1951年12月17日
5、平成6年台風第31号 Verne 14日12時間 1994年10月18日〜1994年11月1日
5、平成9年台風第28号 Paka 14日12時間 1997年12月8日〜1997年12月22日
8、平成4年台風第30号 Gay 14日6時間 1992年11月16日〜1992年11月30日
9、平成15年台風第2号 Kujira 14日3時間 2003年4月11日〜2003年4月25日
10、平成27年台風第11号 Nangka 14日 2015年7月4日〜2015年7月18日
ウィキペディアより
しかしこの一覧の他に、世界ではもっと長い台風がありました。
1971年ハリケーン「ジンジャー」Gingerは、20日間という記録があります。
ジンジャーは米ノースカロライナに上陸しました。ジンジャーはなかなか勢力が弱まらず、アメリカ気象局が人工的に気象をコントロールするための「気象制御」の対象となりました。
「プロジェクトストームフューリー」の気象制御実験の4番目となったハリケーン・ジンジャーの中心付近の雨雲を弱らせるために、ヨウ化銀散布を飛行機で行いました。しかしこの気象制御は失敗し、この後の気象制御のプログラムは行われていないといいます。
「プロジェクトストームフューリー」プロジェクトストームフューリーは、航空機で、ヨウ化銀を散布することにより、熱帯低気圧を弱めるための試み。プロジェクトは、1962年から1983年に米国政府によって実行されました。
この仮説は、ヨウ化銀が嵐の過冷却水を凍結させ、ハリケーンの内部構造を破壊するという仮説であった。これにより、いくつかの大西洋のハリケーンに散布されました。しかし、この仮説は間違っていることが後に示されました。ほとんどのハリケーンには、雲への散布が効果的である十分な過冷却水が含まれていないと判断されました。
1971年の最後の実験飛行は、ハリケーンの実験候補がなかったが、NOAAの艦隊が切り替わったため飛行しました。最後の実験から10年以上が経過した後、Project Stormfuryは公式に終了しました。ハリケーンの破壊を減らすという目標の失敗という結果しかありませんでしたが、Project Stormfuryで生成された観測データおよび暴風雨ライフサイクル研究は、将来のハリケーンの動きおよび強度を予測する気象学者の能力を向上させるのに役立ちました。
参考結構昔の段階で、すでに気象操作はしていたんですね。
ミチオ・カク博士もどこかの番組でそのようなことは暴露してましたが…。