2017年02月08日

沸騰する湖ドミニカ国モゥーン・トワ・ピトン国立公園








Boiling Lake

ドミニカ国モゥーン・トワ・ピトン国立公園。
ここに位置する湖を覆っているのは霧ではありません。湯気です。
このドミニカの湖は、世界で2番目に大きな温泉ですが、そこに浸ることは望ましくありません。


なぜなら湖は沸騰しているのです。
ある冒険家によると、初めてこの湖を見た人は、とても現実とは思えないかもしれない、またSF映画のようだと表現しています。


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近づいてみると、湯気がもうもうと立っていて、蒸し風呂に入っているような感じがするようです。この沸騰する湖を抱く山は火山です。


火山からは硫化水素が出ているので、腐った卵のような臭いが立ち込めています。湖は、常に沸騰しています。


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しかし、鍋の中の水と違って蒸発しきってしまうことはありません。それは、湖が沸騰し続けるのは、猛烈な熱を発散する噴気孔の真上にあるからです。


それでも水がなくなることはありません。なぜなら熱帯の豪雨地域であり、この一帯の年間降水量は、7500ミリに上ります。


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雨を集めた流れは、湖に注ぎ込むのです。どんなに蒸発しても、常に水が補給されるのです。端っこの水温は95度(華氏180〜197度)近くあると推定されています。手を入れるとかなり熱いようです。中心付近の温度は、危険すぎて測れないそうです。


この湖には、もちろん大変な道のりで訪れることができます。
川とジャングルを超え、道なき道を進みます。途中には地獄谷のような場所があり、泥がぐつぐつと沸き立っている場所、噴気孔があり、蒸気や火山性ガスが噴き出しています。


まるで、別の惑星にやってきたかのようです。こうして尾根のてっぺんに行くと、灰色の湖が見えます。常に泡立って灰色の水が見えます。


この湖を訪れる人びとは、この臭いや湯気に五感を刺激されるといいます。
火山と水が織りなす大自然の前に、人びとは畏怖の念を覚えるようです。





アニマル・プラネット「気象ミステリー」より
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posted by キキ at 18:27 | 地震と火山 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする