21日午後2時7分ごろ、鳥取県中部を震源とする巨大地震が発生しました。
震源の深さは約10kmと浅く、地震の規模はM6.6と推定されています。
今回の地震で、同県倉吉市や湯梨浜町と北栄町では震度6弱を記録し、鳥取市内でも震度5強を観測。
まだ被害の全貌は見えていないが、広い範囲で建物が破損したり棚から物が落ちるなどの報告が相次いでおり、負傷者の情報もある。今後の余震に十分な警戒が必要でしょう。
「環太平洋火山帯」(別称:炎の輪)に位置する日本列島が現在、地震や噴火の活動期に突入しており、もはや「いかなる時も、いかなる場所も安全ではない」という事実。しかし、それにしても鳥取という地名を耳にした時、戦慄が走った。というのも、過去に鳥取地震から始まった巨大地震の連鎖が発生しているからです。
■鳥取で地震→「南海トラフ」が来る!?
今回の地震により、一部で
「鳥取県には活断層がないはずなのに、なぜこれほど巨大な地震が……」
という声が上がり始めているようですが、この考えがそもそもの誤り。地震とは、プレート運動で生じた圧力よって地盤にたまった「ひずみ」が解消される時に発生するものなのです。
実際、1943年9月10日に発生した「鳥取地震」はM7.2、最大震度6を記録し、死者1,083人、負傷者3,259人という災害史に残る被害をもたらしている。では、今後の地震活動の参考とするためにも、この第二次世界大戦中の鳥取を襲った巨大地震について考えてみよう。
鳥取県 去年10月以降は地震活動が活発に
実は1940年代の終戦前後は、1943年の「鳥取地震」のほか、
1944年に「昭和東南海地震」(M7.9、最大震度6)、
1945年に「三河地震」(M6.8、最大震度5)、
1946年に「昭和南海地震」(M8.0、最大震度6)
と巨大地震が続けざまに日本列島を襲っています。
そう、昭和の「四大地震」と呼ばれる“大地震の連鎖”が「鳥取地震」から始まっていたのです。
そして、
「昭和東南海地震」
「三河地震」
「昭和南海地震」
の震源地は、いずれも現在発生が危惧されている「南海トラフ地震」の想定震源域と完全に合致します。つまり、鳥取で巨大地震が起きたあとに「南海トラフ地震」が続くという最悪の事態も想定しなければならないのではないでしょうか?
もちろん過去の「四大地震」が、それぞれ誘発し合った結果だったのかはわかりません。しかし、ある場所で起きた巨大地震に誘われるように、その震源域から遠く離れた場所でも巨大な地震が発生する「誘発地震」は広く認識されている現象です。
しかも、そのメカニズムが現在に至っても十分に解明されていない点に鑑みれば、今回の鳥取での巨大地震が「南海トラフ地震」の前触れ、もしくはそれを引き起こす可能性を頭ごなしに否定することは決して賢明ではないだろう。
■神々も巨大地震の連鎖を示唆!?
さらに、オルタナティブな視点から今回の鳥取地震を考えても、さらなる危機が目前に迫っていると指摘しておかなければならない。日本の成り立ちを語る上で欠かせない天照大御神を祀る伊勢神宮と巨大地震との間にも奇妙な関連があるようなのです。
伊勢神宮では、持統天皇の治世より「式年遷宮」が1300年にわたり行われてきました。簡単に言えば、これは原則として20年ごとに、内宮(天照大御神)と外宮(豊受大神)の大御神が引越し(遷御)をする作業で、東への遷御を「米座(こめくら)」、西への遷御を「金座(かねくら)」という。そして、「米座」で神々が東にいる時期は“精神の時代”(平和・安定)、「金座」で西にいる時期は“経済の時代”(激動・波乱)になると考えられています
■南海地震は「金座」の時期にしか起きない
この「式年遷宮」と日本で起きる巨大地震の間に、驚くべき関連性を見出すことができるのです。なんと、南海を震源とする巨大地震は、すべて「金座」の時期に起きています。
戦後間もない時期に発生した前述の「昭和南海地震」、江戸時代後期の1854年に発生した「安政南海地震」、
そして記録に残る日本最大級の地震、1707年に発生した「宝永地震」と富士山の「宝永大噴火」……
これらはすべて、「金座」の時期に日本を襲った大災害。
そして今、神々は2013年の式年遷宮によって西に移動している――
つまり2033年まで、この国は「金座」の時期に当たるのです。
式年遷宮と「南海トラフ地震」の関係について、偶然だとして一笑に付す読者がいるかもしれない。しかし日本人の営みは、先祖代々長きにわたって神道と結びついてきたものだ。古来より日本を司る神々を軽視することは、自国に対する理解と敬意を欠いた行為ではないのでしょうか。
今回紹介した以外にも、現在の日本には400年前の「慶長大地震」が再来しており、阿蘇山噴火を皮切りとして大災害がどんどん東へと移動していくという指摘もなされています。
また、“お化け探知機”と称するおもちゃ「ばけたんストラップ」が地震予知装置として機能するとの声もあるが、鳥取を巨大地震が襲う直前、実際にトカナ編集部のばけたんも赤く光っていた(「危機が迫っている」ことを示す)という現実があります。
いずれにしても、鳥取の被害がこれ以上広がらないことを願うとともに、数々の事象が暗示する“嫌な予感”が的中しないことを祈りたい。もちろん、地震頻発国で生きる以上、いつか必ず来る破滅的巨大地震に対する備えだけは、決して怠らないようにしたいものです。
記事引用は⇒トカナ
以下はNHKより
「気象庁によりますと、鳥取県では過去にも被害を伴う大きな地震が発生しています。また、去年10月以降は鳥取県中部でたびたび体に揺れを感じる地震が発生するなど、地震活動が活発になっていました。
気象庁によりますと、鳥取県では、昭和18年3月に県東部で2日連続でマグニチュード6.2の地震が2回発生したほか、その半年後の昭和18年9月には、県東部でマグニチュード7.2の鳥取地震が発生し、鳥取市で震度6の激しい揺れを観測し、1083人が死亡、3000人以上がけがをしたほか、7000棟以上の住宅が全壊する被害が出ました。
また、平成12年10月には県西部でマグニチュード7.3の鳥取県西部地震が発生し、境港市などで震度6強の激しい揺れを観測して多くのけが人が出ました。
気象庁によりますと、今回の地震が起きた鳥取県中部とその周辺では、去年10月ごろから体に揺れを感じる地震が相次ぎ、21日も正午すぎにマグニチュード4.2の地震が発生し、鳥取県内で震度4の揺れを観測しました。
その後、午後2時すぎにマグニチュード6.6の地震があり、鳥取県内で震度6弱の激しい揺れを観測しました。
鳥取県中部では、その後も地震が相次ぎ、鳥取県とその周辺では震度3以上の揺れを相次いで観測していて、気象庁は今後の地震活動に注意し、危険な場所には近づかないよう呼びかけています」NHK
記事引用は⇒NHK
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