2016年05月16日

「地震=水素核融合」で説明する「ツングースカ大爆発」3








【「地震=水素核融合」で説明する「ツングースカ大爆発」】



1908年6月30日、ロシアのバイカル湖の北、ツングース川流域の上空で強力な爆発事故が発生しました。これは「シベリア大爆発」または「ツングースカ大爆発」と呼ばれる大災害のことです。



爆発規模は、広島、長崎に落とされた原爆の1000倍のエネルギーであったと推定されています。原因として有力視された「隕石の落下説」の根拠となる隕石の痕跡が発見されず、それに代わる説として、「彗星落下説」「天然ガス噴出爆発説」「異星人の宇宙船落下説」などが提案されていますが、いずれも決定的な説得力をもたず、今日でも20世紀科学史上最大の謎として議論が続いています。



たくさんの文献がありますが、地の利を活かして地道な検証を行っているのが、ロシアの科学者アンドレイ・オルコバトフ博士です。彼は2002年8月英国ブルネル大学で開催された学会で、今までの諸説と矛盾を指摘したうえで、「ツングースカ大爆発」は地殻活動と大気圏の気象および電磁気的な現象との複合で作られる、「火の玉爆発」で起きたとする説を発表しています。(リンク リンク2



ただ、「火の玉」の爆発のエネルギー源が何であるのかは言及していません。しかしここで注目すべき点は、この地方は「石油」「天然ガス」の産地であり、またその「天然ガス」の中の「ヘリウム」の含有量が他のガス田と比較して高いことです。



「天然ガス」「石油」の生成のメカニズムについては、従来「有機生成説」が主流であったが、最近になり「無機生成説」が注目されています。著者は「地下水由来の無機生成説」を提唱します。



つまり、地下で「水の分解」によって生成された「原子状の水素」の近くに「炭素」があれば、「メタンガス」になり、「メタンガス」の重合が繰り返されれば「石油」になる。もし、「水素原子」による「核融合」が起きて、「ヘリウム」が生成されれば、それは「天然ガス」の一部となります。



しかし、「地震=核融合」により近くにヒビが入り、ガスが抜けてしまえば、「ガス田」とはなりえません。「ヘリウム」の成分が高い「天然ガス田」は、逆に言えば「原子状水素」による「核融合」が頻繁に起きたが、それによる地殻のひび割れが起きず、「ヘリウム」が内部にとどまった「ガス田」と言えます。



ところで地下に蓄積された「原子状水素ガス」が地上に噴出したら、どのようなことが起きるだろうか。―――


先のオルコバトフ博士の文献によれば、「ツングースカ大爆発」の2年前から1908年にかけて、この地方の地震活動は活発化してきていました。そして、大爆発の約30分前に、ツングースカから約600キロ離れた町タイジェット(イルクーツク州)で強い地震が観測されたと報告しています。



以上のことを総合すると、「ツングースカ大爆発」は次のように説明することができます。


・ツングースカの地下では「天然ガス」「石油」の原料となる「水素」の生成が行われている。
・地震が発生しても地表までのひび割れは起きず、地震によって発生した「ヘリウム」は、「天然ガス」と一緒に貯留された。


・しかし、「ツングースカ大爆発」では近隣の地震が「原子状水素ガス溜り」と地表との間にひび割れを発生させた。


・「原子状水素ガス」が地表に噴出し、圧力降下によって自己着火領域に突入し、ブラックライト・プロセスが起きた。


・密閉容器ではないので、圧力が高まらず核融合まで進展しなかった。




以上をまとめれば、地下700キロの深発地震から、空中での「ツングースカ大爆発」まで、地震は「ブラックライト・プロセス」および「核融合」で統一的に説明ができます。


【日本では少ない「ダム誘発地震」の研究】


ダムが地震を誘発することは、アメリカ・ネバダ州とアリゾナ州の境界を流れるコロラド川に建設された「フーバー・ダム」(1936年に竣工)が地震を誘発したことで広く知られるようになりました。



また、「天然ガス」を増産するために「水」をガス田に注入すると、地震が誘発されることが知られるようになりました。



主な「誘発地震」

・水の地中注入(廃液処理)
・ダム
・石油、天然ガス生産および増産のための水の注入
・地中ガス貯留
・地熱利用
・採鉱
・地下核実験



日本においても1984年の「長野県西部地震」で震源地に近い「牧尾ダム」との因果関係が一時注目されましたが、その後の研究は活発ではありません。この背景には、ダムを建設したい官僚主導の日本政府においては、「ダム誘発地震」などという面倒なことは「庶民に知らしむべからず」という配慮が働いているように思われます。


アメリカ陸軍工兵隊も地震を恐れて建設を断念した「オーバーン・ダム」4へ続く

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書籍「地震学のウソ」より


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posted by キキ at 15:40 | 地震と火山 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする