日本の火山、硫黄島が世界で最も危険な火山で、大爆発すれば日本列島が25mの津波に襲われるとの記事が発表されました。
以下転載させていただきます。
「硫黄島の火山活動は非常に活発だが、世界で一番なのか?と言われるとそこまでではないと思う。隆起はマグマが上がってきている証拠なので危険と言えば危険だが、そのマグマが噴火するという確証が得られていない。そのまま冷えて固まるということもあり得る。
しかし、もし仮に硫黄島の地下に貯まったマグマが一気に噴出したとすると、津波が発生することはあろうかと思う。その規模は火山性津波の研究者がシミュレートしないと何とも言えない。」
先月、英国・マンチェスター大学のアルバート・ザイルストラ教授(天体物理学)が火山愛好家たちの協力を得て「世界で最も危険な火山10」を選定し、『VOLCANO CAFÉ』というブログで発表した。
選出にあたっては、100年以内に噴火の恐れがあり、かつ破局的噴火となる可能性がある火山という基準が用いられている。今回、そのリストに日本の2つの火山が含まれているが、一体どのような理由で危険なのか探ってみることにしよう。
「世界でもっとも危険な火山10」に選定されたものを1位から順に並べると、以下の通りとなる。
1位:硫黄島(東京都小笠原村)
2位:アポヤケ山(ニカラグア)
3位:フレグレイ平野(イタリア)
4位:阿蘇山(熊本県)
5位:トランスメキシコ火山帯(メキシコ)
6位:アグン山(インドネシア)
7位:カメルーン山(カメルーン)
8位:タール山(フィリピン)
9位:マヨン山(フィリピン)
10位:ケルート山(インドネシア)
■なぜ、硫黄島は世界でもっとも危険なのか?
ランキングをご覧いただければ明らかなように、1位には日本の硫黄島が選出されている。硫黄島は、数千年前に海底火山の活動によって隆起して誕生した島だ。小笠原諸島の南端近くに位置し、島の南西端には摺鉢山(すりばちやま)がそびえている。
気象庁の噴火警戒レベルは運用されていないが、2012年以降「火口周辺警報(火口周辺危険)」が継続している。
『VOLCANO CAFÉ』を見ると、硫黄島でもっとも問題視されているのは、マグマによる隆起が4年に1mという世界でも珍しいペースを保っている点だ。第二次大戦中の米軍上陸(1945年)当時と比べ、なんと17mも隆起しているという。この島で破局的な噴火が起きることは、もはや時間の問題とされ、“その時”には高さ25mほどの大津波が日本列島や香港などを襲う危険があるという。
1458年、バヌアツのクワエ火山が同規模の噴火を起こした際は、ニュージーランドを高さ30mの津波が襲い、それがポリネシア文化の崩壊につながった。
明治時代に記録が開始されて以来、硫黄島では小規模な噴火がかなり頻繁に起きており、今年も8月7日に噴火している。また、小笠原諸島では、2013年に海底火山の噴火により西之島新島が出現、現在も面積を広げつつある。
さらに今年(2015年)5月30日には、小笠原諸島西方沖で、M8.1の巨大地震も起きている。東日本大震災の発生を予測・的中させた木村政昭琉球大学名誉教授も、小笠原諸島周辺で2017年までに、M8.5の巨大地震が起きると指摘しており、やはり大地震や火山噴火に十分注意しなければならないだろう。
【硫黄島】
東京都の小笠原諸島の島で、同諸島の行政府が置かれている父島からは300 km、本州、グアム島、南鳥島、沖縄本島から、それぞれ1,200 kmから1,300 km程度のほぼ等距離に位置する。
日本の火山、硫黄島の北方約75kmには北硫黄島、南方約58kmには南硫黄島があり、この三島で火山列島(硫黄列島)を構成する。三島とも同じ造りの海底火山の島であり、その体積は富士山を遥かに凌ぐ。
2014年(平成26年)の国土地理院による調査で、父島を抜き小笠原諸島で最大の島になっていることが分かった(23.73km2)が、隆起量が大きい事から外洋の荒波による浸食に耐え面積は拡大を続けている。
【硫黄島火山】
島内各所から採集した岩石試料の分析からは、活動開始年代およびカルデラ形成年代は明かになっていないが、島北部の北の鼻海岸付近で得られた炭化木片試料の年代測定では、約2800年前頃に活動があったと考えられている。
【硫黄島有史以降の活動】
小規模な噴気を除く顕著な活動は、1889年(明治22年)または1890年(明治23年)から記録が残り、水蒸気噴火や海面変色が1922年、1935年、1944年、1957年、1967年、1968年、1969年、1975年、1978年、1980年、1982年、1993年、1994年、1999年、2001年、2004年、2007年、2012年、2013年に記録されている。2012年の活動では、ミリオンダラーホール(噴気孔)から最大100m程度の距離まで泥噴出が観測された。2015年8月7日未明より北の鼻にて噴火。
【硫黄島隆起活動】
数千年前の海底火山の活動で海底に火山砕屑物が堆積し、それが隆起して誕生した島である。1911年の測量後の98年間で元山中央部は15m隆起した。
島内の隆起速度は均一ではなく、地点によってゆらぎによる変動を伴いながら隆起が続いている[6]。過去数百年間の平均で、世界的にも珍しい年間約25 cmもの速度[要出典]で、現在も急速な隆起活動が続いているが、隆起量のわりに有感地震活動は少ない。
島西方にある釜岩は、かつては一つの独立した島でトンボロを形成していたが、1950年代から1960年代の急激な隆起活動により現在は硫黄島と地続きとなっている。
なお、笠原稔、江原幸雄(1985)らの解析による隆起モデルでは、隆起の圧力源を鳥ケ原の下 1-2kmと北東海岸 1km沖の下3-4kmに2つの衝上型を配置すると、1952年から1968年の活動を最も良く解説できるとしている。Wikipediaより
小笠原村議会議員 一木重夫の政治日記
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