「原子力の闇」を暴いた異色ノンフィクション鬼塚英昭著
世界を震撼させた東日本大震災に伴う福島第一原発事故発生から4カ月余、いまだ収束の見通しは立たないばかりか、避難生活を強いられている多数の人々がいる。
事故以前、日本国民の大半は「安全神話」を信じていた。というより信じ込まされていた。その間、脱原発・反原発の動きもあったが主潮流となることはなく、日本は54基を擁する世界第3位の原発大国になった。
狭い国土でしかも地震列島と呼ばれる日本になぜ多数の原発が存在するのか。その裏には陰謀があったとする著者が、日本国民にはけっして知らされることのなかった「原子力の闇」を暴いたノンフィクションで、次の7章で構成されている。
1、 原発マフィア、誕生の物語
2、 日本の原発マフィアたち
3、 スリーマイル島事件の裏を読め
4、 ウランを制する者が世界を支配する
5、 かくて日本はアメリカに嵌められた
6、 原子力ルネッサンスが世界を狂わす
7、 日本は「核の冬時代」に入った
著者はまず、原発マフィア=国際金融マフィア=石油マフィアの頂点に立つロスチャイルドの野望から説き起こし、原発とは何か、原発が原爆から生まれた歴史、そのなかで原発マフィアがいかに誕生したかの軌跡をたどり、巨大利権に食らいついた日本人原発マフィアの実名をあげながら、原発マフィアの「黒い絆」を白日の下にさらけ出している。
詳しくはコチラ⇒黒い絆 ロスチャイルドと原発マフィア