2017年衆議院総選挙の本当の争点「希望の党とは何か?」(原田武夫の道中辻斬り1) 日本のみならず世界中いろんな所へ出張し、様々な方々とお話をしいろんなことをしています。
出張中であるが、みなさまにどうしてもお伝えしたいことがでてきますが、ブログですとどうしても時間がとれないので、こうして動画において直接、今何が起きているのかについてダイレクトにお伝えしようという企画がこの「道中辻斬り」です。
今回は、2017年衆議院総選挙についてでありますが、この「希望の党」とは一体何か、についてお話したいと思います。
今、
「政権交代で日本版バブルか?」 という内容について、
「原田武夫は悪い連中に毒されたんじゃないか、あるいは手先になったんじゃないか…」 と書かれている方がおられたのですが、そうではなくて、私が前から申し上げているのは、次に述べるような展開になる、ということです。
この世にはさまざまな、世にも不思議な問題がたくさんありますが、そのうちのひとつがいわゆる「デフォルト」の問題です。デフォルトというのは、わたしたち日本人があるいは世界中の人々が、もう散々使っちゃってこれからどうする、というところまでいわゆる公的債務、国としての借金が払いきれませんということになってしまう、ということです。
ところがこの議論を展開すると、いやいやそんなことはあるはずがないだろう、とおっしゃる◯橋さんとかがいらっしゃるわけですが、それは、「日本というのはこれだけ対外的な資産を持っているのだから、まだまだ国家的な予算もこれだけあるんだから、大丈夫だ」だという議論で展開されるわけです。
がしかし、私から申し上げますと、大変申し訳ないのですが、中小企業診断士レベルでは国家財政は語れません。というのも国家財政は中小企業診断士、あるいは公認会計士のいうものとは違って、これは表になってる財政問題とそれだけではない表になってない財政という金融というのがありレベルが違うんです。
それがいわゆる
簿外資産で あり、私が
「根源的な階層」 と呼んでいるものですが、こうした王族たちの世界というのは歴然としてあるわけです。
この部分というのは、
国の根本的な成り立ち であり、国体勢力と私は呼んでいますが、これに対して政体勢力というのがあります。
これは「政治の体」と書きますが、こちらの政体勢力の話が、いわゆる「デフォルト」の問題なんです。だから、「政体勢力のレベルでまだ富があるから」とか、「まだまだこれだけ余裕があるから」とか言っても、大元は国体勢力なんです。国体勢力のレベルで、「もうやっちゃいましょう」となれば、ドドーンと一気にデフォルトに持ち込まれるということになるんだと思います。
要するに政体レベルにおいて、今起きている事象が我が国における政党の再編なのです。なんでこんなにいきなり起きちゃったんだということですね。小池さんって、「ワールド・ビジネス・サテライト」という番組でご活躍されて、しかしその後、そんなにパッとした政治家であったのかというと、甚だ疑問なのですね。(要はこの番組以降大したことはなにもやってないということ)
しかも今の
「希望の党」 の状況を見てますと、やっぱり資金源がなかなか乏しいのかなという気がします。で自民党の方はというと、なんだかんだといっても、大丈夫だ〜と若干あぐらをかいているのは、明らかに資金があるんだな、ということです。
さて、では政党資金というのはどこから出てくるのでしょうか。…政党助成金がどうとかこうとか言いますがそんなわけはありません。なぜか? 一番最初にこの国のデモクラシーというのはだれが創ったのか。
我が国は戦争に負けて、当時の天皇、
昭和天皇とマッカーサーが11回の会談を行ってこの国の形が決まった わけです。その中において、
アメリカン・デモクラシー でいきましょうということになって、そういう憲法になったわけです。ここで、では
アメリカン・デモクラシー を誰にやらせるかということですがこれは、従来のプレーヤーにやらせるわけにはいかない。
アメリカン・デモクラシー でやっていくときに範囲を決めて、これが「自民党から共産党の範囲の中で決める」ことになったところであり、この範囲の中で政治のプレーヤーは必ず動いてください、それはすなわち自民党から共産党までですよ、とキッチリと決められたわけです。
自民党についてはM資金などということもいわれていますが、簡単に申しますと、お金を出すに当たってファンディングが行われているのは今ある日本のすべての政党なわけです。
左はどうなんだ、右はどうなんだとか、そういうことを言っても全部一緒なわけです。だから確かな野党は確かであり続けるということなのです。ここの部分をしっかり考えていかないといけないのです。
ところがここへきて、雪崩を打ったように
根源的なマネーの配分の流れが変わってきている のではないかと気づき始めた政治家は、動き始めているようです。
私は小池百合子現象とは全く思っておりません。小池さんの背後にあって実質的などうも政体レベルを国体レベルが動かそうとしているんじゃないかと思われます。では、国体レベルでの合意というのを誰がやったのかというと、我が国における本当の権力の中心、皇室とアメリカ合衆国ふたつ合わさって創った体制、戦後、現代の日本における民主主義の体制なわけですね。
なぜ希望の党があのようになっているか、小池百合子現象ではないわけで、どうも小池氏がなんらかのミッションを背負ってきたんではなかろうか、ということを、永田町に暮らしている政治家が気づき始めたようなのです。
つまり1945年から始まったと思っていた体制が古くなって、バージョンアップするんじゃないかと…。ということはいったい
簿外資産 はどこから出てくるのか、誰に渡されるのかということですが…。
国体レベルによって、政体レベルそのものの役割を変えてしまおうということ。政界再編を行おうとしている
今までのようなアメリカン・デモクラシーを政体レベルで決めるんではなくて、国体レベルが決める神権政治へと移行しようとしている、もし簿外資産が希望の党へ入るのかそうでないのか、もし入るならば神権政治へと、入らないならば、議会政治が弾け飛びここで「デフォルト」へと傾いていく流れとなるのかもしれません。
動画より文字起こし
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